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保護犬さんをお迎えした日って、うれしい反面「これからどうしつけたらいいんだろう?」と不安にもなりますよね。
しかも、保護犬さんは子犬やブリーダー出身の子と違って、過去の経験が分からないことも多いです。
「怖がりだし、どこまで教えていいの?」「トラウマがあったら逆効果では…?」と悩む里親さんも少なくありません。
でも大丈夫です!
実は、保護犬のしつけって“技”を増やす前に、順番さえ間違えなければグッと進めやすくなるんですよ。
この記事では、保護団体や自治体サイトなどでも強調されている考え方をベースに、「安心 → 信頼 → 生活ルール → マナー」の流れで、今日からできる基本ステップをまとめます。
読んだあとに「まずこれをやればいいんだ!」が見えるはずです!
保護犬のしつけは「安心」と「信頼」が9割なんですよ

結論から言うと、保護犬のしつけはいきなりコマンド練習を頑張るより、安心できる環境と信頼関係づくりが最優先です。
この土台ができると、トイレや呼び戻し(オイデ)などの大事な練習もスムーズになりやすいと言われています。
そして方法は、叱って従わせるのではなく、褒めて増やす「ポジティブトレーニング」が基本です。
最近は自治体や動物愛護センターのしつけ教室でも、こうした科学的な理論に基づく褒めるしつけが広くすすめられるようになっています。
保護犬さんは特に、強い叱責や体罰が不安を増やしてしまう可能性があるため、スローペースで進めるのがコツですよね!
「順番」を守ると、保護犬さんは変わりやすいです

まずは新しい家に慣れることが最優先です
多くの保護団体や情報サイトでは、迎えてすぐに厳しくしつけないことがすすめられています。
新しい環境の保護犬さんは、強い緊張やストレス状態になりやすいとされているんです。
たとえば、こんな様子が見られることがありますよね。
これ、実は「問題行動」ではなく「まだ安心できていないサイン」かもしれません。
- ご飯を食べない/水を飲まない
- トイレを我慢する
- キョロキョロ落ち着かない/ハァハァする
- 物音に過敏に反応する
最初の数日〜しばらくは「教える」より「観察する」くらいの気持ちでちょうどいいことも多いです。
どんな音で緊張するのか、どこなら落ち着けるのかを見ながら、刺激を減らしてあげると安心につながりやすいですよ。
信頼関係は「予測できる毎日」で育つんですよ
信頼って、実はベタベタ触ることだけで作るものじゃないんです。
「この家は安全」「次に何が起きるか分かる」という予測可能性が、安心の土台になります。
具体的には、次の3つが効きやすいと言われています。
- 生活リズムを揃える(ご飯・散歩・休憩の時間)
- 犬の“自分の場所”を用意(クレート、サークル、ベッド)
- 無理に距離を詰めない(追いかけない、抱っこで捕まえない)
驚きですよね。
「構いすぎない」が、結果的に一番の近道になることもあるんですよ。
しつけは「ポジティブ強化+短時間」が向いています
保護犬さんのしつけは、成犬でも十分可能とされています。
ただし、子犬より時間がかかる前提で進めるのが大事です。
ここで意識したいのが、できた瞬間に褒めること。
褒め方(ご褒美)は犬さんによって違うので、里親さんが「うちの子は何が好きかな?」と探していく感じになりますね!
- おやつ/フード
- おもちゃ
- 声かけ(「いいこ!」)
- やさしく撫でる(触られるのが平気な子の場合)
練習は1回数分をこまめにがおすすめです。
長時間やるほど、犬さんも人も疲れてしまいますからね。
また、静かな場所で始めて、慣れてきたら少しずつ刺激のある環境へ広げると成功しやすいです。
最初から難しい状況で頑張らせないのも、保護犬さんにはとても大事なんですよ。
今日からできる!信頼関係を育てる具体的ステップ
ステップ1:迎えてすぐの「安心スペース」を作る
まずは、犬さんが逃げ込める安全地帯を用意しましょう。
クレートやサークルは「閉じ込める道具」ではなく「落ち着く部屋」として使うイメージです。
ポイントは次の通りです。
- 人の動線から少し外れた静かな場所に置く
- 毛布などで視界を少し遮って落ち着けるようにする
- 中でおやつを食べられたらしっかり褒める
ここで焦って触りに行くより、「同じ空間にいるだけ」から始めるのがいい場合も多いですよね。
もし先住ペットや来客があるご家庭なら、最初は距離をしっかり取り、刺激を増やしすぎない環境調整も意識したいところです。
保護犬さんにとっては「静かで予測できる空間」が、何よりの安心材料になります。
ステップ2:「触れ合い」は段階的に増やす
怖がりの保護犬さんは、見つめられるのが苦手だったり、手が伸びてくるだけで怖かったりすることもあると言われています。
なので、距離の縮め方は段階制が安心です。
おすすめの順番
- 同じ部屋にいる(犬さんのペースで)
- やさしく声をかける
- 近くにおやつを置く
- 犬さんから近づいてきたら褒める
- 触れそうなら、首の横・胸・肩あたりを短く撫でる
「触れた!」よりも、犬さんが落ち着いていられたことを成功にしてあげるのがコツなんですよ。
とくに、上から覆いかぶさるように触ると怖がる子もいます。
犬さんの体がこわばっていないか、呼吸が浅くなっていないかを見ながら、心地よさそうなタイミングだけ短く触れるのが安心です。
ステップ3:最優先で教えたいのは「安全につながる基本」
芸を増やすのも楽しいですが、最初は安全と暮らしに直結するものが優先です。
特に呼び戻し(オイデ)は、万が一の脱走やヒヤリ場面を減らすために重要とされています。
加えて、アイコンタクト・オスワリ・マテのような基本が入ると、日常のコミュニケーションがかなりスムーズになります。
最初から完璧を目指さず、「少し反応できたらOK」で積み上げていきましょう。
保護犬さんに教えたい「基本ルール」3つ+コツ
例1:アイコンタクト(目が合う=話を聞く合図)
これ、すごく興味深いですよね!
実はアイコンタクトができると、呼び戻しやオスワリなど、次の練習が一気にやりやすくなるんですよ。
やり方(目安)
- ご褒美を持った手を、里親さんの目の近くへ
- 犬さんが目線を上げて目が合ったら、すぐに「いいこ!」+ご褒美
- 短時間で繰り返す
慣れてきたら「名前+目が合う」で褒める練習にすると、呼び戻しの土台にもなりますね!
例2:トイレ(失敗を叱らず、成功を増やす)
保護犬さんのトイレは、環境が変わったストレスで乱れやすいと言われています。
ここで叱ってしまうと、「排泄そのものが怖い」「隠れてしちゃう」につながる可能性もあるので注意したいところです。
特に迎えた初日は、トイレの完成度より環境に慣れてもらうことを優先してOKです。
落ち着いてきてから、成功しやすいタイミングを見ながら少しずつ整えていくほうが進めやすいですよ。
コツ
- 成功しやすいタイミング(起床後・食後・遊んだ後)にトイレへ誘導
- できた瞬間に大げさなくらい褒める
- 失敗は無言で片付け、においを残さない
「叱らない」は甘やかしではなく、学習を早める工夫なんですよね。
例3:呼び戻し(オイデ)は“楽しいイベント”にする
呼び戻しは、できると本当に安心です。
逆に「呼んだら怒られた」「捕まえられて終わりだった」が続くと、来なくなることもありますよね。
練習のコツ
- 最初は家の中の短い距離から
- 来たら必ず褒める+ご褒美
- 来たあとに毎回リード装着や終了にしない(たまに“来たらまた自由”も入れる)
なんと、これだけで「呼ばれる=いいこと」に変わりやすいと言われています!
例4:オスワリ(落ち着くスイッチとして使える)
オスワリは、興奮を落ち着かせたい場面で役立ちます。
ご飯前、玄関の出入り、来客時など、日常で使いどころが多いんですよ。
教え方のイメージ
- おやつを鼻先から少し上へ誘導
- 自然に腰が落ちた瞬間に「いいこ!」+ご褒美
- 慣れてきたら「オスワリ」の言葉をつける
ポイントは、できた瞬間に褒めること。
「座ってから褒める」ではなく、「座った瞬間」が大事なんですよね!
座りにくそうな子は、顔が少し上を向くように誘導すると自然にお尻が下がりやすいこともあります。
体の動きを利用して“できた”を作ると、犬さんも理解しやすいですよ。
例5:マテ(待つ練習は短く始める)
最近は、保護犬さんの基本トレーニングとして「マテ」も早めに土台を作っておくと便利だとよく言われています。
玄関の飛び出し防止や、ご飯前の落ち着きづくりにも役立ちますよね。
練習のコツ
- まずは1秒待てたら褒めるくらいの超短時間から始める
- 手のひらを見せるなど、合図を毎回そろえる
- 成功したらすぐ解除してご褒美をあげる
長く待たせるより「短く成功」を何回ものほうが、保護犬さんには分かりやすいです。
焦らず、できる秒数を少しずつ伸ばしていきましょう。
専門家に相談したほうがいいケースもあります
基本はおうちでゆっくり進められますが、すべてを里親さんだけで抱え込まなくて大丈夫です。
最近は、保護犬の特性に理解のあるトレーナーやしつけ相談も増えてきています。
たとえば、次のような場合は早めに相談を考えてみてもいいかもしれません。
- 人や犬に対して強い恐怖反応がある
- 噛みつきや本気の威嚇が出る
- 脱走のリスクが高い
- 吠えやパニックが強く、日常生活に支障が出ている
「困ってから限界まで我慢する」のではなく、早めの相談が近道なんですよ。
トレーナーさんを選ぶときは、犬だけでなく里親さんの話も丁寧に聞いてくれるか、叱る方法ばかりを勧めないかも確認したいところです。
うまくいかない時に見直したいポイント
「全然できない…私のやり方が悪いのかな?」って不安になること、ありますよね。
でも、保護犬さんの場合は“できない”の前に“不安でできない”ことも多いんです。
- 練習場所が刺激だらけ(音、人、距離が近い)になっていないか
- ご褒美がその子に合っているか(実はおやつよりおもちゃ派かも?)
- 1回が長すぎないか(数分でOK)
- 体調や疲れがないか
そして何より、昨日できたことが今日できない日もあるんです。
これ、保護犬さんに限らず犬さんあるあるですよね!
また、うまくいかない時ほど環境を一段階やさしく戻すのも大切です。
静かな部屋に戻る、距離を取る、練習時間を短くするだけで、急にできるようになることもありますよ。
保護犬のしつけ方|信頼関係を築くための基本ステップの要点
最後に、今日の内容をギュッとまとめますね!
- 保護犬さんは「しつけより安心」が最優先
- 信頼関係は予測できる生活リズムで育ちやすい
- 方法はポジティブトレーニング(褒めて増やす)が基本
- 最初に教えるのは、生活と安全に直結するトイレ・呼び戻し・アイコンタクトなど
- 必要に応じて保護犬に理解のある専門家に相談するのも大切
- スローペースでOK!その子の過去・性格に合わせるのが大切
つまり、保護犬のしつけ方|信頼関係を築くための基本ステップは、「安心を作って、信頼を積み上げて、少しずつルールを増やす」これに尽きるんですよ。
今日できる“ひとつ”から始めてみませんか?
全部を一気にやろうとすると、里親さんもしんどくなっちゃいますよね。
なのでまずは、「安心スペースを整える」か「生活リズムを揃える」のどちらか一つでOKです!
そして、犬さんが落ち着いて寝られた、目が合った、近くでおやつを食べられた…そんな小さな変化を「できた!」として数えていきましょう。
その積み重ねが、信頼関係になっていくはずです。
里親さんと保護犬さんの毎日が、少しずつ安心で満たされていきますように!
